正しいシャンプーの仕方で髪を健康に

知っておきたい、正しい髪の周辺知識:髪の構造編

一本の髪の毛は実は大きく分けて3種類の層から成り立っています。一番外側にあるのが半透明のうろこ状のものが並んだキューティクルです。キューティクルは固いたんぱく質が主成分で、かみの毛の内部組織を守る役割があります。

 

キューティクルはかみの毛の最も外側にあって摩擦や熱などの刺激を受け損傷しやすいのですが、きれいに整ったキューティクルはかみの毛の手触りや表面の艶の状態などに影響を与えます。真ん中にあるのが、かみの毛のおよそ9割を占めるコルテックスと呼ばれる組織です。これは繊維状のたんぱく質でできていて、かみの毛の太さや固さなどはコルテックスの分量によって決まります。

 

コルテックスの量が多いかみの毛は太くてかたい丈夫なかみの毛で、逆にコルテックスの少ないかみの毛は細くなります。また、コルテックスの部分に含まれるメラニンの量と種類によってかみの毛の色が決まります。持って生まれた髪の色はコルテックスにおもに存在するメラニン色素の種類と量によって決まります。

 

メラニン色素の総量が多いとアジア人に多い黒髪になり、メラニン色素の総量が少ないと、欧米人のような淡い色の髪になります。また、くせ毛の人のかみの毛は内部でコルテックス細胞が偏って分布していることでうねりが起こるという構造になっています。

 

最後にかみの毛の一番中心部分にあるのがメデュラです。これは柔らかなたんぱく質が主成分で外的な刺激によって空洞ができやすいという特徴があります。

知っておきたい、正しい髪の周辺知識:ヘアサイクル編

髪の毛は健康であれば一生伸び続けているというわけではありません。
健康な毛であっても、通常は2〜6年で抜け落ちてまた新しい毛が後から生えてきているのです。
この髪の毛が生えてから抜けるまでの期間、いわば一本の毛が生まれてから去っていくまでをヘアサイクルと呼びます。
ヘアサイクルは基本的に3つの時期によって成り立ちます。
もっとも長い期間であるのが、成長期です。
毛乳頭の活動が活発で、細胞の分裂をくりかえし、毛を伸ばし、太くコシのある状態になっていきます。大体この期間が2年から6年。ヘアサイクルの大部分を占めます。
そしてやがて退行期を迎えます。毛乳頭の活動がとまり、毛の細胞分裂も行われなくなります。約2〜3週間の期間です。

 

最後に休止期となります。この時点から徐々に抜け落ちていき、抜け落ちた後は次の新しい毛を作るための準備期間でもあるのです。大体2〜3カ月続きます。

 

健康な髪が保たれているのは、このサイクルが順調に行われているからに他なりません。
なんらかの要因、例えばホルモンバランスの変化やストレス、良くない生活習慣、過度の飲酒や喫煙などによってこの正しいサイクルが崩れてしまうと、一番長いはずの成長期が短くなって、休止期が一番長いような状態になってしまうこともあります。そうするとやがては薄毛につながっていくのです。

 

健康で美しい髪の毛を維持するには、正しいサイクルが保たれるように努める必要があるというわけです。

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